開高健

「飛びながら一歩づつ歩く。 火でありながら灰を生まない。 時間を失う事で時間を見出す。 死して生き、花にして種子。 酔わせつつ醒めさせる。 傑作の資格。 この一瓶。 」・・・・・ 1970年の開高健サントリーオールドの広告コピー。

漫画家のヤマザキマリさんのツイートで知ったこの名文を見たから言うわけじゃないけど、最近の酔い方はこれだなぁ、と。酒を飲む程に酔って酩酊して、手足なんかは確実に鈍ってるはずなんだけど、頭の中だけは澄んで行くような感覚。実際、最近会った子に「◯◯さん(俺)は酔うと口数が減りますね (笑)」と笑われたけど、そうなんです。「酒を飲んでる時は酒の味に集中するんだよ(笑)」と、どうにか照れ隠しを言ったけど、本当は飲むほどに醒めた考えが頭を駆け巡っている。昔、山崎まさよしがラジオで「30代は何が正義で何が悪かがようわからんようになる。そやけどお酒はめっちゃ美味しい」と言っていたけど、「ああ、それだなこれ」って最近思ってる。

 

 

 

Tumblrから。この頃はまだ飲みながら何かを考えようとしていた。最近はマジで酒のことしか考えてない。